今、ニトリやカインズなどで売られていた、珪藻土を使った商品が大問題になっていますね。
珪藻土を使った商品としては、コースターやバスマット、スプーンや調味料入れなどもあり、価格面も安価で機能性も高く、いずれも人気のあるアイテムです。
そういった人気商品の一部に、基準値以上のアスベスト(石綿)が含まれていたということで、ニトリ以外でも、カインズなどいろいろな企業が、自主回収・返金対応などをおこなっています。
そういった騒動の中、ノベルティ業者も、珪藻土を使ったバスマットやコースター、キッチン周りアイテムなど、多数の商品の取り扱いをしています。
という声もあると思います。
そこで、こういったノベルティ業者で取り扱っている珪藻土のノベルティ商品が、今回のニトリやカインズの商品のように、アスベストが入っていないか、安全性など問題無いかを確認してみました。
原因
まず、ニトリやカインズの珪藻土商品に、なぜアスベストが混入していたかという原因を調べてみました。
結論、ニトリは、品質チェックや成分検査はしているが、「アスベスト検査」を行っていなかったことが理由だそうです。
カインズは原因調査中ということです。
今回、アスベストが含まれていた商品は、ニトリは中国の1社、カインズは中国の2社で製造されていたそうです。
問い合わせをしたノベルティ業者の回答
以下、問い合わせしたノベルティ業者の回答を記載していきます。
丸辰
まず、大手ノベルティ業者の「丸辰」さんです。
こちらに問い合わせした結果、アスベスト検査をしっかりしているそうで、問題ないということです。
商品は、
というものがあります。
各商品の詳細ページがあり、そこにも、
「含有成分検査済み。アスベスト(石綿)は含まれておりません」
という表記がしっかりされておりました。
また、検査機関から出してもらっている商品の検査資料もいただくことができ、そちらにもアスベストが検出されなかったということが書いてありました。
内海産業
つづいて、「内海産業」さんです。
こちらの会社も、海外の検査機関に出しているそうで、そこでアスベスト検査をしっかり行い、アスベストが入っていないことを確認しており、安心して使えるそうです。
商品は、
という商品が並んでいます。
電話で担当の方と話した際に、
「ノベルティとしてもらうのに安全性を心配する消費者さんもいらっしゃるので、今はノベルティとしての提案は控えておいた方がいいかもしれません」
というアドバイスをいただきました。
また、こちらの会社さんも試験結果(テストレポート)をいただくことができ、そこにもアスベストは検出されなかったということが記載されていました。
廣川
つづいて「廣川」さんです。
こちらも、中国の検査機関で検査し、基準値以下だっということをお話しいただきました。
さらに、念のため日本の検査機関でも検査する予定ということでした。
ただし、例のニトリやカインズなどの事件があったことから、検査機関が今かなり込み合っているらしく、国内での検査が完了するまでに時間がかかる見込みです、とのことでした。
商品としては、
というものがあります。
こちらも中国でのテストレポートをいただきましたが、アスベストの含有率が0.1%未満という結果になっていました。
まとめ
結論、大手ノベルティ業者の珪藻土関連商品は、しっかり検査に出していて、安心して使える、ということが分かりました。
カーディーラーなどで配布しているノンブランドのノベルティも、大手ノベルティ企業のものがほぼほぼだと思いますので、安心して使えるのではと思います。
他、ダイソーなど100均で売られている珪藻土関連商品についてもネットで調べてみましたが、大丈夫だということを店舗から回答をもらえたという記事が見受けられました。
また、僕の家でもニトリの珪藻土マットを使っており、調べましたが、こちらはセーフでした。
(セーフだった珪藻土バスマット)
ただ、ノベルティや100均などの安価なものは、どうしても中国製になってきてしまいます。検査していても、どうしても不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。
そういった方には、やはり、日本製のものが一番安心できますね。
日本製の珪藻土商品は、「ソイル(soil)」などが有名なブランドです。
備考
今回のニトリやカインズのアスベスト入り珪藻土商品ですが、通常使用する際は大丈夫だそうです。
ただし、吸水性が落ちてきたときなど、ヤスリで削ってお手入れすることで吸水性を復活できるそうですが、その削る際に、アスベストが飛散してしまう恐れがあるそうです。
また、割れた際も同様にアスベストが飛び散る可能性があるとのことです。
怖すぎますね。
削るためにヤスリが付属されていますし、この削るという行為もいってしまえば通常使用の一部ですよね。
アスベストが入っている商品をお持ちの方は、すぐに使用をやめて、袋で包んでテープなどで留めて保管しておいてください。
気にされる消費者の方もたくさんいらっしゃると思いますので、この記事が少しでも役立てば幸いです。
今回も、ご覧いただき、ありがとうございました。