ノベルティ三昧

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販促手法「増量パック」「消費者コンテスト」について

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はじめに

今回の前半では、販促手法のひとつである、 「増量パック」についてご説明いたします。 また、後半では、「消費者コンテスト」の 販促手法についてご説明いたします。 両方の販促手法とも、 消費者プロモーション (メーカー → 消費者) に分類されます。 「販促手法」の種類については、以下をご覧ください。

「販促手法」とその種類。そのうちの1種「サンプリング」について - ノベルティ三昧

「増量パック」について

「増量パック」とは、通常のパッケージのものよりも容量を増やし、 割安感を訴求する販促手法です。 「ボーナス・パック」と呼ばれたりもします。 価格はそのままで容量を増やすパターンと 容量を増やす分よりも価格を抑えて展開するパターンがあります。 ポテトチップスやサッポロポテト、キットカットばかうけ、亀田の柿の種、ぱりんこなど、いろいろなお菓子や、 午後の紅茶アクエリアス、お~いお茶などの清涼飲料、 冷凍食品、洗剤、電池、おむつなど、いろいろな商品で実施されています。 「増量パック」でまず考えないといけないポイントとして、 容量を増やしていることがすぐに分かるような パッケージのデザインにしないといけません。 通常、パッケージを大きくしたとしても、 それだけでは気づかれることはないからです。 そのため、「増量パック」や「20%増量」などの表示をする必要があります。

「増量パック」を利用する目的

この手法は、既存の顧客に対して、続けて購入してもらうためや、 他社の競合品にブランドスイッチされることを阻止する目的で 行うことが多いですが、試しに購入してもらうことを促進したり、 逆に、他社からブランドスイッチをしてもらう目的でも利用される場合があります。 また、特定のブランドを決めていないような消費者を 誘い込む場合にも有効とされています。 ただし、適さない消費者もいることに注意が必要です。 たとえば、食品では、もともとの少ない容量のもので 満足されている消費者の場合は、増量したからといっても 関心をまったく持ってもらえないということになります。 すべての消費者に適した手法とは言いがたいため、 やはり、ターゲットを明確に考慮して展開する必要があります。

「増量パック」のまとめ

増量パックは、容量を増やすことで割安感を訴求する販促手法。 メインの目的は、 ●継続購入を促進するため。 ●他社へのブランドスイッチを阻止するため。 お菓子や、清涼飲料、衣料用洗剤などでよく用いられます。 増量していることが分かる表示をしないといけないため、 特別なパッケージにすることが必要です。 以上が、前半の「増量パック」の販促手法です。

「消費者コンテスト」について

ここからは、「消費者コンテスト」について説明していきます。 「消費者コンテスト」は、以下の2種類に分類することができます。  ①顧客へのサービス的な要素が強いもの  ②キャンペーンのイベント的な要素が強いもの ①の例としましては、「写真コンテスト」などが挙げられます。 指定商品の写真を撮って応募してもらうようなものです。 ブランドへの愛着を高めてもらって、 ロイヤルティの向上を図り、実施されるものです。 この場合のターゲットは既存の顧客がメインとなりますので、 募集の方法は、雑誌や新聞など、費用をおさえる パブリシティで行われることが多い傾向があります。 ②の例としましては、 「○○に当てはまる文字は?」というようなクイズ形式のものや、 使い方のバリエーションを広げるためのアイデアコンテスト、 料理コンテスト、愛称募集コンテスト、キャッチフレーズ募集、 などが挙げられます。 新商品のブランドの認知を向上させるのがメインとなります。 この場合、幅広いターゲット向けに実施する傾向となり、 キャンペーンのイベント性も必要になってくるため、 マス広告と連動するような形式で行うことで、もっとも効果が高まります。 もしも対象を絞り込むような場合は、パブリシティだけでも行われたりもします。

「消費者コンテスト」のポイント

「消費者コンテスト」で考慮しないといけないポイントとして、 多くの応募や参加をしてもらうことはもちろんですが、 販促の目的に合わせた応募者の質も重要となります。 想定しているターゲットに向けて実施することにより、 新規で購入してもらったり、続けて購入してもらったりする場合の 促進につなげられるかどうか、という考えが大事になります。 また、テレビや新聞などでニュースに取り上げられるなどした場合は、 さらに効果アップに期待ができます。 「消費者コンテスト」は、 想定しているターゲットの応募をいかに促進するかが 大事なポイントとなります。

「消費者コンテスト」のまとめ

実施のポイントとしては、「何を目的として実施するのか」が大事です。

■「新商品のブランドの認知」が目的の場合

・新商品についてのクイズ ・愛称の募集 ・キャッチフレーズの募集 など

■「商品特徴の徹底」が目的の場合

・「私はこんな使い方をしている」等のアイデア募集 ・面白い使い方の募集 など

■「企業のイメージの向上」が目的の場合

・写真コンテスト ・料理コンテスト ・その企業に合ったテーマでのコンテスト など

■「セールスカの刺激の活性化」が目的の場合

・陳列コンテスト ・セールスコンテスト など そういった中で、応募者や参加者の 「量」 と 「質」 を獲得していくことが重要となります。

 


 

以上、今回は、「増量パック」と「消費者コンテスト」の 販促手法を説明させていただきました。 ご覧いただき、ありがとうございました。